【№34】経験値を磨く

3代目社長のうおさお日記!!!  今日は2日ぶりにブログ更新します
当社は3年前から大学生の新卒採用活動を始めています。
中小企業で業界内でも珍しいのでは?
新卒採用活動最初の年は、右も左もわからず、まさにうおさお。
それでも3名の1期生を迎え入れました。
しかし、採用基準もあいまいで、採用後の研修も現場スタッフにまかせっきり、
結局、1年半で全員が退職することに・・・
正直、辛かった・・・
落ち込んで、立ち直るのに数ヶ月かかりました。
1期生にかける私の思いは彼らに全く届かないまま、彼らの1年半を私は
無駄にしてしまった。今でも彼らには申し訳ないと思っています。
当時、1期生の姿をみて入社を決めてくれた3名の2期生は、1期生が
退職を決めたことにさぞかし動揺したことでしょう。
しかし、1期生の退職が新卒採用の難しさと入社後の接し方を教えてくれました。
新卒採用はそれまでの私にとっては未知の世界。
1期生の全員退職はショックで夜も眠れないほどでしたが、多くのことを
教えてくれました。
経験値を磨いてくれたのです。
2期生は今、私たちのフォローは必要ですが、日々多くの経験値を磨いています。
まだまだひよっこな彼らですが、何とか結果を出そうとひたむきに努力しています。
1期生の退職はショックだったでしょうが、先輩がいなくなった分、自分たちがしっかりしないと
思ってくれたような気もします。
人は誰でも失敗はしたくないもの。しかし、失敗を多く重ねるほど成長のスピードも
早まる。だから、少し無理をさせてでも彼らの経験値を上げていく。
自分の体験が脳に記憶として刻まれて初めて、自分のスキルとして身に付くもの。
だから、成功体験より失敗体験のほうがより鮮明に脳にインプットされ、
失敗しない方法を考えたり、悩んで新しい発想が生まれたりする。
私にはそういうことを教えてくれる人がいませんでした。
遠回りして失敗を多く重ねて、やっとここまでたどり着いた。
経験したものだけが言える言葉です。
多くの会社は失敗した人間を責める。咎める。責任問題を追及する。
対お客様には会社として責められるべきであり、スピーディーな対応と
解決策が必要ですが、社内的に失敗した人間を責めても何の意味も
ない。にもかかわらず自分の保身からか、責任問題を取り上げる人間の
いかに多いことか・・・
人を育てるにおいて、失敗した人間からは次に同じ失敗をしない仕組み
方法を考えさせることが、その人の経験値を磨くことになるのではないでしょうか。
今年の4月には3期生が1名入社(男性)。彼も10月1日からようやく配属が決まり
経験値を磨く旅へと自分で船を出します。
また、来年の春には4期生が数名入社予定です。
中小企業だって人気業界じゃなくたって、真剣に事業に取り組み
本気でトップが人を育てる気持ちになれば、いい人材は集まります。
また、そういう環境には人材を人財に変えていく力も徐々に備わっていくもんだと
実感しています。
経験値を磨いて、自分を磨いていく。辛いことは多いかもしれませんが、
私にとって何よりの研修だと思いますし、新卒採用をはじめて多くの経験値を頂きました。
新卒採用・・・中小企業にとってはとても労力がかかり、手間がかかる仕事ですが、
会社のステージを上げ、トップを磨いてくれるいい取り組みだと私は思います。
今日は学生様に読んでいただきたい内容です。
1期生が全員退職する・・・なんてネガティブな情報をオープンにして!!
と人事担当者からは叱られそうですが、彼らが退職した理由を私が深く反省し
どうすれば人が育つ土壌が作れるかを考え、実践している会社であることを
理解してほしいからです。
当社の仕事は若い人にはとても人気のない、お掃除をサービスにしている会社です。
当社に入社したらお掃除をすることから覚えていただきます。
また、苦情も多い業界です。社会的にも低い地位として見られ、当社に入社希望すると
ご家族に反対される方もいるほどです。
そんな悪条件の中、毎年学生様との出会いがあり、1期生は退職してしまいましたが、
2期生・3期生の4名は全員力をつけてきています。
こんな不利な条件の会社に人が集まるのか?
経験値が磨けて、自分たちの手で新しい時代を作っていくことが
出来る会社だから、人が集まるのです。
新しい時代を私たちの手で築いていく。賛同していたける方をお待ちしています。

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