【№359】たなごころ

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先月からうおさおの会社で研修中の
海外留学生、ホンさんが
本社で研修最終日となった。
日本の中小企業で、
しかもお掃除の会社で、
何が伝えられるだろうと不安でいっぱいだった。
不安を抱えたままでのスタート、
そしてスタッフの同意なく進めた
海外留学生の受け入れ、
それぞれ忙しい中で、
言葉が通じにくい海外の学生を受け入れて、
何のメリットがあるのか・・・
そう感じたスタッフもいたかもしれない、
でもきっと学びになる、
学んで欲しい、気づいて欲しい、
いろんな思いで始まった受け入れだった。
案の定、うまくいったことより、
うまくいかなかったことのほうが多かった。
と感じている人もいるだろう。
しかし、うまくいかなかったことは
むしろ想定内で、
うまくいかなったことから学びを見つけて欲しい。
言葉の違い、
文化の違い、
そしてうおさおの会社独特の雰囲気とルール、
合理的な考え、効率的な考えを
できるだけ無視した形で運営しているこの会社に
違和感を感じたことだろう。
なぜ、そんなことをするのか?
これぐらいでいいだろう?
お互いがお互いでそう感じたとき、
若干の違和感と共に摩擦が起きる。
ビジネス社会では言うべきでない
感情的な言葉や態度が顔を出す。
あてはめ的に対応していると
”まあ文化の違いだから仕方ないね”とか
”あんまり言っても通じないし”とか、
言ってもわからないからと言わないでいると
それは間違って伝わり、
言わないことで本当に大切なことは
伝わらないままで終わる。
これは、日常のビジネス社会では
よくある光景だ。
摩擦を嫌う日本人が本音で語らない、
丸く収めるというやつである。
それをあえてせず、
厳しいことも海外留学生の方には
伝えてきた。
理解してもらえないことも承知のうえで。
うおさおは、海外留学生の方を
ゲストとしては捉えなかったつもりだ。
スタッフの一員として接し、
少なくとも日本にいる間は
自分の子供たちと同様に接する事に徹した。
無償の愛である。
言葉の壁、文化の壁は想像以上に高い、
しかし、壁を感じるから高い、低いと思うのであって、
一人の人間として考えると
やっぱり大切なものや考え方は
言葉や文化の違いはあまり関係ないのではないか?
そう感じたのも収穫である。
すれ違い、誤解はあったと思うが、
そういった摩擦が教えてくれたのは、
”人類みな兄弟”的な感覚、考え方だ。
言葉や文化の違いでなく、
どういう理想を持って生きているか、
夢や目標をどういうところにおいているか、
価値観や人生観がどこにあるか、
その違いが摩擦を生むのであって、
国籍や習慣の違いではないのではないかと感じた。
先週の土曜日、日曜日共に
海外から来日された方の勉強会に参加していた。
国籍は違うが、
価値観が同じなので
日本人であるうおさおには共感できるし、
素直に受け入れられる。
言葉や文化は違えども、
価値観や人生観に共感できれば、
そこには全くの摩擦も生じない。
摩擦がいけないのではない。
むしろ摩擦が大切でもある。
摩擦から相手を深く知ることだってある、
またそういう摩擦から人間関係を学ぶことのほうが多く、
それを避けて通ると一向に人間関係は築けないまま、
自分の付き合いやすい人たちばかりで
人間関係は構成され、
実に狭い交流関係しか生まれなくなる。
この海外留学生の受け入れは、
少しの摩擦から得た学びはいい経験となったであろうし、
いい経験とはうおさおにもスタッフにも
そして留学生の方にもである。
今日は最後にお別れのスピーチや、
私たちからの贈り物、
そして記念撮影。
ホンさん1
これは真面目バージョン。
でもこれは外向きの写真、顔。
本来の私たちは、
ホンさん2
こんなお馬鹿な感じである。
いつも真剣に人には向き合っていたい。
だから、こんなお馬鹿にもなれる。
こういう風土から
自由な発想は生まれ、
そして自由な発想、アイデアが
次の時代を作る。
人に喜んでもらうことを楽しめるのは
このお馬鹿な風土から生まれる。
決して指示命令型、管理型マネジメントでは
考えろ!といい続けていつも答えを与え続けるしかない。
ポピュラーな日本的な会社でない
このうおさおの会社で
海外留学生の方は
”日本の中小企業ってこんな感じ~”と
伝えてしまわないか心配になってきた・・・
手のひら、手の心
という言葉で、
”たなごころ”という日本語がある。
手のひらを見せることは心を開くとも捉えられる。
いつも手のひらを見せず、
こぶしを握れば、
それは戦う姿。
人と人との関係作りは
お互いの手のひらを開き、
お互いの手のひらと手のひらを
あわせて握手することから始まり、
たなごころ、手の心から
相手を理解し、互いを理解しあう関係作り、
それは日本人同士であっても
海外の方との交流でもあっても
大切なことですね・・・
と海外留学生の方に向けた最後の言葉とした。
国際交流はハードルが高いと考えている方には、
少し考え直して欲しいし、
これからの時代、日本人だけの交流では
もう考えられない時代は必ずやってくる。
今から準備しておくべきである。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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